■裏移り■

1枚目のインクが乾く前に2枚目が重なり、2枚目の裏に1枚目のインクが付着すること
又は、インキが乾ききっていない状態で積み上げて紙自体の重さや、断裁時の圧によって 接している面にインクが付着すること。
おもて面と同じ図柄が付着するため裏ヌケと見分けられないことがある。
オフセット印刷(一般の印刷業者さんの印刷)で言う「うらうつり」はこの現象を指します。

 

対処方法

インクジェットプリンターの場合
1枚ずつプリントする。あるいは、プリントアウトされた紙を拾い上げて 別の場所に広げる

レーザープリンター(コピー機)の場合
凹凸の有る紙にプリントすると定着しきれなかったトナーが接している面に付着することがあります。
この場合、時間をおいても定着しないのでハケなどでトナーを取り除くしか方法がありません。
プリントの際に紙の種類を「厚紙」にするのも一つの方法です。
その他レーザープリンター(コピー機)の場合で
プリントしたものを積み重ねておくと裏移りしている...と言うより、
紙が貼り付いていて離した際にトナーが転写されていることがあります。
原因は主に、熱、湿気、圧力です。
対処方法は、保管する際高温多湿を避ける、高く積み上げない、押さえつけない。などです。

オフセット印刷の場合
紙をたくさん積み上げないでこまめにスノコ取りする。
印刷後、断裁など次の工程まで充分に乾燥時間をとる。